我が家のことを少しご紹介します!

実店舗「京都店」 髙島耕平

実店舗「京都店」

髙島耕平

我が家のことを少しご紹介します!

いつも京都きもの市場のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

京都店店長の髙島でございます。

あたりに響く虫の音に秋の訪れを感じられるようになりました、皆様は心行くまで夏を楽しまれましたか?

私はと言いますと、今年の夏休みは家族みんなで実家に帰省してまいりました。

以前のブログで、私の実家が清水焼の窯元だということを軽くご紹介したかと思いますが、せっかくですので今回はもう少し詳しくご紹介させてください。

清水焼の窯元や専門店が軒を連ねる京都市東山区の日吉地区の静かな路地を入っていくと、そこに佇むのが今回皆様にご紹介する洸春窯です。

洸春窯は、祖父の代から続く窯元で、現在は兄の髙島慎一が当主として伝統技術を引き継いでおります。

兄は、立命館大学 大学院を卒業後、ものづくりに携わりたいと考え、食品メーカーに就職しましたが、働く日々の中で洸春窯をこのまま父の代で終わらせてはいけないと思い立ち、会社を辞めて、京都府立陶工高等専門校にて基礎を学び、父である故二代目洸春に師事し、2005年に三代目洸春を襲名いたしました。

ものづくりの楽しさや難しさに触れながら、作品づくりに没頭しつづける中で、大変ありがたいことに数々の賞を頂戴し、2012年には京焼・清水焼の伝統工芸士に認定していただきました。

二代目の父は、兄に言わせると革新的な職人だったそうで、父の「人とともに物も変わっていけ」という教えを受け継ぎ、兄も「変化」を恐れず、消費者のニーズに合わせて積極的に「変化」を取り入れる姿勢でものづくりに励んでおります。

そんな兄の背中は、着物という伝統工芸品を扱うこの仕事に就く私にとっても、ずっと追い続けていきたい背中です。

私自身、着物文化が余すことなく後世に受け継がれていくための一翼を担いたいと常日頃から考えておりますが、そのためにはより多くの方々により手軽に着物を楽しんでいただくことが必要です。

父や兄の信念と同様に、時流に逆らうことなく、時には変化を恐れることなく柔軟に取り入れながら、より多くの方々が楽しめる着物ライフのお手伝いができるよう精進していきたいものです。

折を見て、兄の洸春窯の工房見学イベントを計画できたらなぁと目論んでおりますので、ご興味がございましたら是非店頭などでご意見いただけますと嬉しいです!

 

ところで・・・おかげさまで京都店はOPENしてから今年で10周年を迎えます!いつも本当にありがとうございます!

少し先ではございますが、この10周年記念イベントにて兄が心を込めて制作した器を予約特典としてご準備する予定でございます!

詳細が確定しましたら、当店HPや本ブログなどでご案内いたしますので、是非楽しみにお待ちください。

朝夕冷え込む日が増えてまいりましたので、くれぐれもご体調を崩されませんよう、どうかご自愛専一になさってください。

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