いつも京都きもの市場のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

京都店店長の髙島でございます。

春爛漫の時期を迎え、あちこちで桜が満開となった京都は花見客で賑わい、久方ぶりに活気が戻ってきたように思います。

今週は各所で桜の花が散り、葉桜の時期を迎えておりますが、皆様はお花見を楽しめましたでしょうか。

暖かい日が続くので、京都店には沢山のお客様がお着物をお召しになって遊びに来てくださり、華やかな店内にスタッフ全員の気分も上がり、感謝でいっぱいの毎日です。

ご来店くださったお客様が、当店でお買い上げの商品を素敵にコーディネートしてくださっていたので、本日は皆様に少しだけご紹介したいと思います!

こちら(↑)は、秋山眞和先生と城間栄順先生の名作家さんコンビでまとめた贅沢すぎるコーディネートでございます!

秋山眞和先生は、「現代の名工」として国内外にその名を広く轟かせる誰もが知る名作家さんですが、輝かしい受賞歴を持ちながら、作品の数々はそれを感じさせないような、とても親しみやすく生活に溶け込むような優しく温かい作品が多いのが魅力の一つです。

皇后様がお育てになっていることで有名な日本古来の蚕「小石丸」の養蚕に挑戦し、商用化に成功して以来、手間暇かけて絹糸づくりから織りまで全てご自身で手掛けるなど、秋山先生の作品づくりには驚くほど極め細やかで複雑な工程が踏まれています。

当然、一つの作品を作り上げるまでにとんでもない労力が必要とされますので、その希少性や質の高さから作品の価値はとても高いものでございます。

城間栄順先生は、琉球王朝時代から続く紅型の三大宗家の15代目として、先代であるお父上からその伝統技術を継承し、琉球紅型を工芸品として魅せる作品から、着て楽しむ「着物」に昇華させ、今では着物愛好家に広く愛されるようになりました。

※城間栄順先生の詳細について、ご関心をお持ちの方は是非一度こちらをご覧ください

こちらのお客様(↑)は、秋山眞和先生のシックな花織のお着物に城間栄順先生の琉球紅型ならではの色鮮やかで華のある名古屋帯を合わせて、分かる人には分かる豪華絢爛さとは裏腹に、全体に締まりのあるちょっと上級向けのカッコいい装いでした!

 

こちら(↑)は、一目見て「もしや?!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません、貴久樹でまとめた個性的で大人なコーディネートでございます!

創業33年、京都でも一際異彩を放っている染織メーカーの貴久樹さんを皆様はご存じでしょうか?

貴久樹さんは、インドの染織文化に感銘を受け、日本で初めて天然素材である「野蚕糸」を用いた呉服づくりに挑戦し、今では多くの着物愛好家に愛される定番の一つとなりました。

※貴久樹さんの詳細について、ご関心をお持ちの方は是非一度こちらをご覧ください。

こちらのお客様(↑)は、クリシュナ小紋にオリエンタルな刺繍が施された名古屋帯を贅沢に合わせて、春らしく華やかに、それでいて手織りならではのあたたかみにどこか大人の魅力も感じられる素敵な装いでした!

道ですれ違ったら、思わずハッと振り返ってしまいそうなほど、惚れ惚れするコーディネートですね!

どちらのお客様も、本当に素敵に着こなしておられて、私もまだまだ学ぶことが多いなぁと感じる一日でございました・・・

当店でお買い求めいただいたお着物をお召しになってご来店くださった皆様、いつも本当にありがとうございます。

 

さて、最後に今月末に開催予定の催事のご案内をさせてください。

4月27日(水)~30日(土)グランフロント大阪にて開催予定の展示会に、私も店頭に立たせていただく予定です。(詳細はこちら

久しぶりに大阪のお客様にお会いできるのが、今からとても楽しみでございます!!!

開催期間中に周辺でご予定のある方、特にご予定がなくお暇な方、皆様お誘いあわせの上、是非遊びにいらしてください。

花冷えの日もございますので、くれぐれもご体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。

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実店舗「京都店」 髙島耕平

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