学生のころ、着物という日本文化に関わることが常日頃からあったわけではない。
もちろん京都で生まれ、京都で育ち、着物を全く見ない、着ない環境ではなかった。
そんな自分が今、銀座で着物屋の店長をしている。
不思議に思います。
着物に携わるようになり、着物を着られているお客様とのお話を沢山させていただいた。
今に思うことは「お客様に教えていただいたものばかり」だということ。
そう感じればおのずと感謝の気持ちが湧き上がってくる。
・・・・・・・・・
そんなことを言ってはいるが、
朝起きて、人の波に揺られながら出勤する毎日で忘れてしまいそうになることが沢山ある。そんなときにいつも空からある言葉が降ってくる。
「着物に携わるということは・・・」
この一言のつづきは多種多様にあるだろう。
僕は、いつも背筋が伸びる気持ちになる。ぴんっと。
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お客様にも「せっかく着物を着ているのだから!」と着物を着ることで背筋が伸びる方もいれば
ファッションの一つの感覚で楽しまれている人もいる。
着物を作られてるメーカーさんでも、日本の伝統文化を守りたい気持ちで作られてる人もいれば
自分の好きなものを作っていたい人もいる。
今、自分が着物に携わるということは、
何か、この先の日本文化への意味や役割があると思う。
今、グローバル社会がすすみ、小学生のときから英語が話せるなんて当たり前のようになってきて
いろんな国籍の方が日本にやってきている
日本はその中、少子化がすすみ、日本人自体が少なくなってきている現状にある。
それでも日本という国には素晴らしい文化や、技術や、芸術があって
それらは世界的にも評価されていて
とくに和食が平成25年に世界遺産になってから、更に注目が増してきているかのように感じます。
ほんと、着物に携わなければここまで日本のことを知らなかった様に思います。
もちろんまだまだ何も知らないようなものですが・・
なので、更にこれから沢山の人へ着物の魅力を伝えていけるよう銀座より発信してまいります。
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冒頭に書かせて頂きました通り、
「お客様に教えていただいたものばかり」だなと思う。
そう感じればおのずと感謝の気持ちが湧き上がる。
なぜなら、着物を好きになって。日本がもっと好きになったから
そんなことを思う、今日この頃でございます。
皆様いつもいつもありがとう御座います。
2017.9.12 KYOTO KIMONOICHIBA SUGANO
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実店舗「銀座店」 菅野大介

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