新作ずらり!貴久樹 天竺展で仕入れました!~前編~

野瀬 達朗

商品仕入

野瀬達朗

新作ずらり!貴久樹 天竺展で仕入れました!~前編~

いつも京都きもの市場のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

京都きもの市場の商品仕入担当、野瀬でございます。

一年が過ぎるのは本当に早いもので、ついに師走を迎え何かと慌ただしい時期となってまいりましたね。

一年を振り返り、去りゆく年を惜しむのも良いですが、今回のブログでは新年がパッと明るくなるように、特別な商品をいくつか仕入れてまいりましたので、一部ご紹介したいと思います!

 

華々しく新年を迎えるためにお邪魔したのは、きもの愛好家を魅了してやまない貴久樹さんの天竺展です!

もしかしたら既にご存知の方も、あるいは、実際に足を運ばれた方もいらっしゃるかもしれませんが、天竺展には貴久樹さんの新作が多数ならびます。

大変有難いことに当店が取り扱う商品の中でも一番ファンが多いのも貴久樹さんで、個人的にも好きなメーカーさんなので、天竺展を非常に楽しみにしておりました!

ずらりと並ぶ新作の数々を前に目移りしながらも、最初にこれだけは絶対に外せないと思い、真っ先に仕入れに着手したのは、定番の手織り紬に刺繍を施した八寸帯です。

シンプルながらも古典の良さは取り入れ、かといって昔ながらの古典にはないような柄も多いので、どんなお着物にも幅広くマッチして、使い勝手が良いのもポイントです。

貴久樹さんでは30年以上も作りつづけている定番の帯で、貴久樹さんに魅了された方々もここから始まる方が多いようです。

こちらの写真(↑)の八寸帯はすべて仕入済みですので、年始から展示会や店頭に並ぶ予定でございます。楽しみにお待ちください!

こちらの写真(↑)の左手に写っているのが、貴久樹さんの製造から販売までの全てを手掛けるカリスマ的存在の糸川千尋常務です!

今回の仕入れでは、糸川常務の一押し商品やオススメなどをアドバイスいただきながらじっくり選別させていただきました。

続いてご紹介するのはこちら(↑)、ゴールデンムガの糸を用いて汕頭刺繍を施しているプレミアム感漂う刺繍袋帯でございます。

ゴールデンムガの希少性については、過去のブログでご紹介いたしましたのでご関心がございましたら「信州紬産地めぐり ~飯田紬編~」をご覧ください。(ブログはこちら

続いてご紹介するのはこちら(↑)、刺繍袋帯でございます。

エキゾチックな雰囲気の漂うモダンな刺繍で、紬はもちろん訪問着など幅広いシーンでカジュアルにもお楽しみいただけます。

刺繍が大変細かく繊細で美しいので、是非こちらは一度お手に取って、お客様の目でご覧いただきたい商品でもあります!

続いてご紹介するのはこちら(↑)、本夾纈(きょうけち)染袋帯でございます。

夾纈(きょうけち)という言葉にピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんので、少しだけご紹介させてください。

染色の原点とも言われている三種類の染色技法があります。絞り技の絞纈(こうけち)、蝋を用いて染色する臘纈(ろうけち)、そして板締めを利用して染色する夾纈(きょうけち)です。

これらの染色技法を総称して、三纈(さんけち)あるいは天平の三纈(てんぴょうのさんけち)と呼ばれており、奈良時代には日本にも伝わっていたようです。

世界文化遺産にも指定されており、正倉院にはこの三纈を用いた宝物が現在も数多く収蔵されています。

写真の商品に用いられた夾纈は、二枚の板に同じ文様を彫り、その間に布を挟んで染め上げる染色技法で、古くからインド・中国・日本などで広く用いられてきました。

その手間や技術の難しさにより、現在でもこの技法を続けている染織職人さんは日本ではわずか2軒しか存在しないそうで、まさに絶滅間近の「幻の技」と言えるでしょう。

そのうちの1軒が京都府内にございまして、職人さんお一人で作業されているので、一つの作品が仕上がるのにかかる時間は膨大なものです。

希少価値の高いこの本夾纈染袋帯も是非一度皆様にご覧いただきたいと思い、今回仕入れてまいりましたので、ご興味がございましたら年始以降の展示会または店頭でお問い合わせくださいませ。

 

さて、大好きな貴久樹さんの天竺展ともあり、熱い想いで長々と書き進めてしまいました・・

まだまだご紹介しきれていない商品がございますので、続きは近日中に後編にてご紹介差し上げます。

後編では、貴久樹さんならではの異国情緒漂う個性豊かな商品の数々をご紹介予定ですので、楽しみにお待ちくださいませ!

年末に向けて気ぜわしい毎日を過ごされていることと存じますが、体調を崩されませんようご自愛ください。

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