【銀座店メンバーと行く】 結城紬ツアー 「文豪にも愛された紬」後編

実店舗「銀座店」 齋藤洋

実店舗「銀座店」

齋藤洋

【銀座店メンバーと行く】 結城紬ツアー 「文豪にも愛された紬」後編

いつも京都きもの市場のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

京都きもの市場銀座店 キャンプ担当の 齋藤 洋でございます。

結城ツアー後編は【絣】を紹介していきます。

【絣括り】

絣とは、経糸と緯糸の交わりによって柄を織りだすことをいい、多数ある産地の紬の多くはこの技法によって柄を出しているものが多いです。

絣は本場結城紬にとっても重要な工程の一つ。
1つ目の動画は絣くくりです。

日本語がとても下手なので動画で見ていただきのが一番伝わるかなと思ったので是非観てみてください。

一つの作品ができる上がるまで朝の9時から夜8時頃まで括り続け完成まで2~3ヶ月かかるそうです。

同じ姿勢で正座をしながら何時間も括るそうです。括りをしているときは他のことを考えずただ無心で括り続けているそうです。

絣括りされた糸は前編でご紹介した染屋さんで、はたき染め等によって染色されます。

お邪魔させていただいた工房さんは某百貨店の賞を何度も受賞されている工房さんです。

続いてはは刷り込みです。
束ねている糸に均一に責められるよう擦りながら転がして染めていきます。

簡単そうにやっておられますが、これがとっても難しいんです。右手と左手を違う方向に動かしながら糸の束を潰さないよう力を加減しながら転がすのですが、力が弱いと中まで染まらず、逆に力が強すぎると太い線になってしまったり濃さがばらばらになってしまうんです。

ツアー当日は何名かのお客様に実践していただきました。実践されたお客様の中には100点満点の刷り込みを披露される方もいらっしゃいました。ぜひ跡継ぎに名乗りを上げてほしいですね!

 

前後半に渡ってお届けいたしました【銀座店スタッフと行く! 結城ツアー】いかがだったでしょうか?

更新にだいぶ時間がかかってしまいましたが、銀座店に足を運んでくださるお客様が沢山いて楽しい時間をご一緒させていただいているおかげでつい忘れてしまうところでした。申し訳ありません・・・

次回はもっとはやく更新できるようにがんばります!

 

銀座店 齋藤でした。

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