みなさま、なんとお待たせいたしましたことでしょう。
この8月より京都店へ赴任して参りました、京都店ニューフェイスでありましたるは佐野でございます。
先日に店長高島からフワっとご紹介があったかと思われますが、今回はこの佐野に少しお付き合いくださいませ。
ほんのちょっとでも佐野のことを知ってもらえれば幸いでございます。
まず初めに、今回のタイトル「Whatever will be, will be.」についてお話しましょう。
これは、会社からプロフィールを作るからと“座右の銘”を聞かれ、「人事尽くして天命を待つ」「継続は力なり」が他の人と被ってしまい、困り果ててアタフタしながら絞りに絞り導き出した回答であります。
和訳すると「なるようになる」という意味ですね。近い言葉で「ケセラセラ」や「なんくるないさ~」などが挙げられますね。
でもこの「なるようになる」という言葉だけでは一見、どうにでもなれという投げやりな意味でとられてしまいそうになりますが、ところがどっこい。
先のことなんて何が起こるか分からない、だからむやみに取り越し苦労して心配しないで今この時を精一杯楽しもう。という前向きで素敵な意味が「Whatever will be, will be.」には込められているわけなんです。
「今を大切に」という意味が根本にあるわけで、こりゃもう素晴らしいなと思った次第でした。
前置きが長くなりましたが、自己紹介を。
実はわたくし、この京都きもの市場では約2年働いておりまして、日本全国津々浦々と旅する展示会チームに属しておりました。
知らない方の為に、京都きもの市場の構造を軽くお話しておこうと思います。
京都きもの市場は大きく分けて3つの枠組みからできておりまして、一つは展示会チーム、もう一つはネットチーム、最後に店舗チームがございます。
この”3本の矢”とも言える3つのチームがお互いを支え合い切磋琢磨し、おかげ様で京都きもの市場の今があるというわけであります。
そしてこの展示会チームというのが、何を隠そう泣く子も黙る多忙を極める日々を送るムッキムキなチームなんです。チームというよりもはや部隊です。体力オバケしかいないです。
そんな逞しい方々と共に2年の日々を過ごさせていただき、色々な経験と知識を積み今に至るわけであります。
自分で言うのもなんですが、2年間よく頑張ったなぁという気持ちでいっぱいです。この2年間は人生史上No1だったと言い切れるほど楽しく充実した日々でした。
それもこれも、全力を尽くしてこれたからだと思います。
そんなこんなのあっという間の2年間があり、紆余曲折ありながら、様々な想いが交錯し、佐野in京都店というスペシャルムーブな形となったわけであります。
わたくし佐野は、またも何を隠そう、西陣生まれ西陣育ちであります。京都をこよなく愛する生粋の京都人です。
正直なところを申しますと、出張は大好きなのですがあまりにも愛する京都にいれなくて苦悶しておりました。なので、京都という地元であり聖地でもある場所で働けるのはもの凄く嬉しいわけなんです。
ただ、ひとところに長く留まり、顔見知りのお客様との関係構築ということはわたくし佐野にとって初めての挑戦となります。
一日も早く、皆様のお力になれるよう精進して参りたいという気持ちでいっぱいです。
今や、どこでも着物は買える時代です。
そんな中でも、「京都きもの市場で買うわ~」と言っていただけるよう特別なお店として、安心してお買い物していただけるお店として、そのお店の一員として、誠意を尽くして人事を尽くして限りを尽くして尽力していく所存でございます。
こんな感じなのでフレッシュさはないかもしれませんが、腰を据えて京都でどっしりと働ける環境というのはまさに水を得た魚のごとく、極めてフレッシュに生き生きと働いていければと思います。
アフターサービスを第一に!は嘘ではありません。
お困りごとなどあれば、何なりとお申し付けくださいませ。
これまでの出張の話や趣味の話などなど、まだまだお話したいことがありますが、たちまちのご挨拶ということでここまでお付き合いいただきありがとうございました。
続きは店頭でゆっくりと、皆様にお会いできる日を心から楽しみにしております。

実店舗「京都店」 佐野巨明

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この記事を書いた人

実店舗「京都店」
佐野巨明
【京都店主任】 出張族から一転し、実店舗へ赴任しました!出張手当はもらえなくなったけど、今日も元気に着物という広大な宇宙を旅します。