新作ずらり!貴久樹 天竺展で仕入れました!~後編~

野瀬 達朗

商品仕入

野瀬達朗

新作ずらり!貴久樹 天竺展で仕入れました!~後編~

いつも京都きもの市場のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

京都きもの市場の商品仕入担当、野瀬でございます。

クリスマスを目前に大寒波が襲来しましたが、降雪や凍結によるご不便はございませんでしたか?

我が家では大人たちの心配はつゆ知らず、子供たちが積雪を期待しておりましたが、有り難いことに私の住まい周辺では降雪はありませんでした。

 

さて、今回も前回のブログに続きまして、貴久樹さんの新商品をご紹介します!まだ前回ブログをご覧になっていない方は是非こちらもご確認ください!

まずご紹介するのはこちら(↑)、インドの細密画絵師ジャイ・パラカシ氏による染帯です。

ジャイ・パラカシ氏は、インドを代表する細密画家で、西洋美術界でも高い評価を受けており、イギリスの美術館などにも作品が所蔵されている著名な作家さんです。

インドの国会議事堂の壁画や訪印した要人の肖像画制作など国を代表する作品も手掛けており、2001年にはインド芸術界で最も権威のある「ナショナル・アワード」を受賞している、いわば日本でいう人間国宝のような方だそうです。

貴久樹創業者である糸川禎彦会長が惚れ込んだ思い入れの強い作家さんということですが、今回この一点限りの貴重な作品を京都きもの市場で取り扱わせていただくこととなりました!

インド細密画の魅力はなんといってもその精緻さでしょう!リスの尻尾から作る極細の絵筆で、小さなものは数センチ四方、大きくてもA4サイズ程度のキャンバスに緻密に描かれるのが特徴です。

今回仕入れた染帯は、貴久樹オリジナルのゴールデンムガの生地にジャイ・パラカシ氏が染め上げた作品です。

この写真(↑)からその緻密さが伝わりますでしょうか?流麗な線と鮮やかな色彩に、唯一無二の技術と光るセンスが感じられる力強い作品です。

芸術作品としての価値も非常に高い帯となりますので、ご興味のある方はお早めにお問い合わせください!

続いてご紹介するのはこちら(↑)、バティックで染められた九寸名古屋帯です。

バティックとは、インドネシアやマレーシアなどの地域で作られる伝統的なろうけつ染めの布で、日本では「更紗(さらさ)」とも呼ばれています。

今回の名古屋帯につかわれたのはインドネシアのバティックで、伝統的な道具「チャンティン」を使って引いた蝋で防染して柄を表現します。

前回のブログでもご紹介しましたが、蝋を用いて染色するろうけつ染めは臘纈(ろうけち)とも呼ばれ、奈良時代(特に天平時代)から日本にも根付いていましたが、その原点はバティックと言われているのです。

実際に手に取っていただくと分かるのですが、筆で描くような線ではなく、極小の点の集合から見事な柄が形成されています。「バティック」も「点を作る」という意味合いのジャワ語が語源となっているそうです。

今回は、こちらの写真(↑)の4点を仕入れました!いずれも貴久樹さんらしい配色で染められた味のある素晴らしい染帯です。

最後にご紹介するのがこちら(↑)、イカットで織られた九寸名古屋帯です。

イカットとは、インドを起源とした東南アジアで作られる織物で、日本にも江戸時代に伝わり「絣」として広く根付いたと言われています。つまり、現代でも愛され続けている絣の原点ということになりますね。

今回の名古屋帯につかわれたのはインドネシアのイカットで、日本でいう絣ですので紬などに相性抜群です!日本の帯にはないようなエキゾチックな柄で、一味違うコーディネートをお楽しみいただきたいです。

今回ご紹介した商品の数々は、年明けから全国の展示会および実店舗にて対面販売予定でございます。申し訳ございませんが、いずれもオンライン販売対象外となっております。

誠に恐れ入りますが、ご興味のある方は展示会または実店舗までお越しください。最寄りの展示会は当社ホームページでご確認ください。

実は貴久樹さんの天竺展にお邪魔したのは新商品の仕入れのためだけではございません・・

現在、京都きもの市場オリジナル商品を貴久樹さんとコラボ制作しており、その企画会議をしてまいりました!!

どのような商品が出来上がるか詳細はまだご紹介できませんが、完成は来年5月頃を予定しておりますので、是非楽しみにお待ちください!

 

最後に・・・

本年も京都きもの市場をご愛顧いただき、また、私の気まぐれ更新ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました!

2023年も沢山のお客様に支えられ、無事年末を迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

来年も皆様の心が躍るような商品をお届けできるよう、より一層努力いたしますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

年末年始はご多忙のことと思いますが、体調を崩されないようご自愛いただき、どうぞお健やかに新年をお迎えください。

この記事を書いた人

他にこんな記事を書いています

Recommend おすすめ記事