いつも京都きもの市場のスタッフブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
京都店の新メンバー松田でございます★ミ
澄んだ空の清々しい秋晴れが続き、お出掛けが楽しい毎日が続いておりますね!皆様はどんなお出掛けを楽しんでいらっしゃいますでしょうか?
私はと言いますと、生まれ育った京都に再赴任になってから、やっと最近になって落ち着いてお出掛けできる日が増えてまいりました。
先日は、私の子供のころからの大好きなお散歩コースでもある今宮神社に行ってまいりました。
京都にお住まいの方はよくご存じかとは思いますが、今宮神社は北大路駅より徒歩約20分のろころにあり、今から千年以上前の997年に都で流行していた疫病を鎮めるために創建された長い歴史のある神社です。
徳川五代将軍綱吉の生母・桂昌院が「お玉」と呼ばれ、八百屋に生まれながら高位にまで昇り詰めたことから「玉の輿」の言葉の起源となったと言われています。
そんな桂昌院が生まれた八百屋が今宮神社の近くにあったことや、今宮神社の復興を後押ししたことから「玉の輿神社」と呼ばれるようになり、今日もなお良縁を願う女性の参拝者が後を絶ちません。
境内南側に建つ楼門は1926年に建てられた比較的新しいものですが、鮮やかな朱色と荘厳で重厚感溢れる佇まいは、青い空や瑞々しい緑の中で一段と存在感を増し、訪れる参拝客を魅了します。
私も漏れなく魅了されている一人で、ここを通ると生き生きと全身にパワーが漲るような気がするので、とってもお気に入りです(*´▽`*)♪
境内には「阿呆賢さん」と書いて「あほかしさん」と読む「神占石(かみうらいし)」という霊石があり、この石をそっと撫でてから自分の体の悪い部分をさすると快方に向かうと言われています。
子供のころ、怪我をしたときや病気のときに祖父母や両親が連れて来てくれたこともあり、私にとっては大切な思い出です。
また、この阿保賢さんは願いが叶うかどうか占うことができる試し石でもあります。方法はとっても簡単★ミ
① 阿保賢さんを3回軽く手のひらでたたき、持ち上げる
② 一旦置いて、願い事を心の中で唱えながら阿保賢さんを優しく撫で、再度持ち上げる
③ 最初に持ち上げた時よりも軽く感じられれば願いが叶う
今宮神社に訪れた際には、是非一度お試しください!ちなみに私は小さなお願い事ですが、叶うと暗示が出て実際に叶いました( *´艸`)♪
そして!今宮神社で絶対に忘れてはいけないのが東門ですよね!!
南側の楼門とは違って質素で閑寂ですが、侘び寂びを感じる佇まいが日本らしくて美しいです。
周辺を木々が囲んでいるため四季折々に変化する姿を楽しむことができます。当然、こちらは今宮神社の中でも特に人気の写真スポットです。
東門から参道へ抜けると、このお散歩コースの一番のハイライト(笑)今宮神社名物のあぶり餅のお店が石畳を挟んで2軒向かい合って営業されています。
境内近くまで良い香りが充満しているので、参拝前から頭の中はあぶり餅のことでいっぱいになる魔力を持っています・・(笑)
今宮神社の参拝で絶対に外せないこのあぶり餅は、ちぎったお餅を竹串に刺してこんがりと焼いた餅菓子で、きな粉をまぶして炭火で炙ったあとに白味噌だれを絡めた、香ばしくて味わい深いお餅です。
東門を出て左手に見えるこちらが、何と創業千年を超える老舗中の老舗で、日本最古の和菓子屋さんとも言われている一文字屋 和輔(いちもんじやわすけ)さんです。京都では「一和さん」と呼ばれ親しまれています。
趣のあるお店は景観重要指定物ですが、奥のお座敷でイートインもできますので、歴史ある建物を楽しみながらあぶり餅に舌鼓を打つのがなんとも贅沢です。
ご覧ください!このキラッキラでつやつやの美しすぎるあぶり餅を!!写真からでも香りがしてきそうなほど美味しそうです!!
注文は1人前から可能で、1人前は一皿に11本がのってきます。11本と聞くと多いように感じますが、とっても小さなひと口サイズで出来立てホカホカなので、ぺろりと食べられちゃいます( *´艸`)♪
一和さんのあぶり餅は、お餅一つ一つの形が均一なのが特徴で、かざりやさんに比べてより京都らしい少し薄味の優しいタレのような気がします。(※あくまで個人の感想です)
東門を出て右手に見えるのが、こちらも創業400年余りを誇る老舗中の老舗 本家 根元かざりやさんです。こちらも京都では「かざりやさん」と呼ばれ親しまれています。
これまた築120年以上になる京町家の店構えが目を引きます。こちらも風情ある店内のお座敷や縁側席などでイートインが可能で、特に水琴窟(すいきんくつ)のある中庭席は趣深く雰囲気たっぷりなのでオススメです。
かざりやさんのあぶり餅は、お餅一つ一つの形が不ぞろいで手作り感あふれる素朴な見た目が特徴で、一和さんに比べて白味噌の風味と甘さをしっかり感じることができる気がします。(※あくまで個人の感想です)
もちろんどちらもとっても香ばしくて美味しいですが、何度も通うあぶり餅通の京都人には「うちはこっちのお店!」というご贔屓があったりもします(笑)
遠くから遊びにいらした際は、是非両方のお店で食べ比べを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ちなみに私はどっちも甲乙つけがたいので、毎回交互に食べています♪お腹が空いているときは両方行っちゃいますが・・・(笑)
京都にお住まいであぶり餅がお好きな方は、次にお会いしたときに是非どちらがお好みか教えてください!
それでは長くなりましたので、本日のブログはこのへんにしておきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました、また次回のブログまで皆様お元気でお過ごしくださいませ★ミ

実店舗「京都店」 松田紗代子

最新記事 by 実店舗「京都店」 松田紗代子 (全て見る)
- 京都人の私がオススメする京都歩き - 2023年10月27日
- 京都店新メンバーの松田です! - 2023年8月24日
- Instagram投稿コンテスト「私のきものコーデ」 - 2021年9月16日