いつも京都きもの市場のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

京都きもの市場銀座店 キャンプ担当の 齋藤 洋でございます。

今回は今月の20日~22日の三日間、全国各地のお客様をご招待させていただき沖縄・久米島ツアーを行いました。その沖縄ツアーの様子をご紹介させていただきたいと思います。

とても濃い内容のツアーとなりましたので、二本立てでご紹介させていただきます。

 

【1日目】

13時に各地より沖縄空港に集合しそのまま久米島へフライト

沖縄本島から約100㎞西側に位置する人口が7000人ほどの小さな島です。

あまり訪れる機会がない久米島ですが、紬好きならご存じの方も多いでしょう本土各地の伝統的織物に多くの影響を与え、日本最古の絣の織物といわれている【久米島紬】の産地でございます。

ここで【久米島紬】について少しだけご紹介いたします。

 

久米島紬とは・・・・

沖縄県久米島で生産されている織物で、【国指定重要無形文化財】の一つでもあります。

指定の要件は以下の4つ

1.糸は紬糸または引き糸を使用すること

2.天然染料を使用すること

3.絣(かすり)糸は手くくりであること

4.手織りであること

現在の久米島紬の職人さんは登録されている方で約90名、ですが実際は70名程度の方しか稼働はされていないそうで、年間の生産単数は約300反。しかし検査に合格できない反物も1割程度はあるようで、毎年少しずつ単数は減少傾向にあるようです。

さらにせっかく作るなら柄が細かく、手間がかかるものを作りたがる職人さんも多いようで、無地や大きな柄のものは少ない傾向にあるようです。

ツアーでは久米島紬の組合にお邪魔させていただき、絣くくり・砧(きぬた)打ち・織などの工程を見学させていただきました。

組合での建物内でモノづくりをされている方も多く、久米島紬の生産にかかわる方々の集いの場にもなっており、とてもアットホームな環境でもありました。また、見学を案内していただいた方が織り上げた反物の検査にも立ち会うことができとても貴重な体験もさせていただきました。

 

組合を見学させていただいた後は【比屋定バンタ】と呼ばれる崖を見に行ってきました。

 

沖縄の強い海風で作り上げられた絶壁のうえから見る景色とても壮観でしたが、この日も風が強く日も陰っていたためとても寒く早々に引き上げて空港に向かいました。。。

【久米島編】はここまでとさせていただきます。

正直まだまだ書きたいことが山ほどあるのですが、あとは銀座店『8周年イベント』にご来店の方に写真付きでお話しすることにいたしますwww

 

 

今回のブログは初の試みで後半はなんと彼!!

京都きもの市場 京都店 佐野主任

とのコラボ企画です!

乞うご期待!!

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実店舗「銀座店」 齋藤洋

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