博多織仕入れの旅 ~前編~

いつも京都きもの市場のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

京都きもの市場の商品仕入を担当しております、野瀬でございます。

 

吹く風や毎朝の水の冷たさが身に染みる季節になりましたが、皆様お変わりはございませんか?

私はといいますと、先日、福岡県の承天寺というお寺に行ってまいりました。

承天寺は、博多駅から歩いてすぐの大都会に位置しており、博多織・うどん・そば・羊羹・饅頭などの発祥の地として知られるちょっとスゴイお寺さんです。

博多織の発祥の地ということで、こちらのお寺では、織元さんや作家さんが製作した新作の博多織が一同に集結する「博多織求評会」が毎年開催されています。

この求評会では、博多織の新作発表が行われ、最優秀作品には「内閣総理大臣賞」が贈られるなど、博多織の最先端を知ることができる貴重な場となっています。

※内閣総理大臣賞を受賞した作品は、次回の後編にて織元さんと共にご紹介いたします、お楽しみに!

私も毎年欠かさずこの求評会に足を運び、最新の博多織の動向をリサーチした上で、年間500反程の博多織を仕入れているのですが、例に漏れず今年も求評会に参加いたしましたところ、とんでもない事が起こったのです・・・!

恐れ多くも博多織工業組合の寺嶋貞夫理事長より、長年の博多織と呉服業界の発展への貢献をご評価いただき、直々に表彰状を頂戴しました!!!

博多織業界の方々にお世話になっているのは私だというのに・・・本当に光栄至極でございました。

寺嶋理事長をはじめとする博多織工業組合の皆様、いつも京都きもの市場で博多織をお買い求めいただいている皆様、本当にありがとうございます!

これからも変わらず素晴らしい博多織の数々を皆様のお手元にお届けするお手伝いをさせていただくべく、より一層精進いたしますので、今後ともご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のブログでは「博多織仕入れの旅」と題しました通り、いつもお世話になっている博多織の織元さんと今回仕入れた博多織の一部をご紹介したいと思います。

まず最初に訪れたのは、昭和48年に福岡県朝倉郡夜須町(現・筑前町)にて創業した大倉織物さんです。

大倉織物さんといえば、やはり琥珀織ですね!毎年大人気で売れ筋の琥珀織は、博多の伝統技法を用いてシンプルな市松柄を繊細かつ立体的に表現しています。

博多織は、他の産地に比べて経糸(たていと)の数が多いのが特徴です。

例えば、一般的な帯や紬などで使用する経糸は1200~1800本程度ですが、なんと8000本以上の経糸を使用して柄を表現するのが博多織なのです!

こちらの琥珀織に使用されている経糸の総本数も8400本だそうで、市松柄の繊細さも納得ですね。

京都きもの市場でも定番として八寸をよく仕入れさせていただいているこちらの琥珀織、これまでは黒色や灰色といった濃いお色を基調としているものが多かったのですが、今回、紫色や緑色などの色鮮やかな新作が登場したと聞いて、こちらも新しく仕入れてまいりました!

濃いお色の琥珀織とはまた雰囲気がガラリと変わり、個性光る一段上のオシャレを楽しめそうで、今回仕入れた博多織の中でも一押しの一つです!

新作の琥珀織にご興味がございましたら、お近くの店舗・展示会までお問合せくださいませ。

 

長くなりましたので、前編はこのへんにして、続きは後編として次回のブログでご紹介したいと思います。

皆様、今回も最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

今年もおしせまってまいりました、慌ただしい毎日で体調を崩されませんようご自愛ください。

京都きもの市場
野瀬達朗

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野瀬 達朗

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