コーディネートのお勉強会「選ぶ・選ばない」…と、インドネシアに行ってきました。

いかがお過ごしでしょうか。
京都店実店舗 今井でございます。

実は先日までインドネシアに研修に行っておりました。
産地の染織を飛び越えて、海外の染織の見聞ともちろん新しい創作との出会いを求めて…


△インドネシア、スマランにある工房の風景

異文化にふれる機会は、自分のなかでははじめての経験で、
いろんなことが、楽しかったり戸惑ったりの旅路でした。
(ちなみに人生で初の海外旅行となりました…)

ご紹介できるお品が準備が整いましたら、皆さまにご披露させていただきく思いますので、
今しばらくお待ちくださいませ。どうぞお楽しみに…

新しいものに出逢えたり、新しい経験を得たりするのは、とても心が湧きますね。
そんなお品や素材に出逢えるように、日々いろんなことに取り組んでいきたいと感じた旅でございました。

また、これは受け売りなのですが、
「海外の素材や染織技術を取り込んでいくことに関して、
     きものというものは、民族衣装のなかでもかなり特殊である。」
ということも、自分のなかでも再認識させていただいた部分でございました。

よい経験のひとつとして、今後に活かしたいと思います。
(この度の研修中で不在のなかご来店いただいた皆さま、本当に申し訳ございませんでした…)

さて本題です。
本日のコーディネートは、解りにくく、解りやすい感じでいってみました。
(自身の感覚の問題が大きいので、ちょっと偏りがある考え方ですので、その辺りご容赦ください。)


△野口の京友禅付け下げに、大西織物の経錦西陣織袋帯

相変わらずの地味好きなのですが、これは「選ぶ」コーディネートです。
次なのですが…


△着物は同じで、桝屋高尾の夏ねん金西陣織袋帯

お気付きの方もいらっしゃると思いますが、個人的には「選ばない」コーディネートです。
(色彩として、格としては問題なく合わせてみたつもりです…)

理由に関しては、簡単なことなのですが意匠の被りです。
花菱の付け下げに、七宝花菱の袋帯…
同じ描写や意匠であったとしても、やはり創作元によってニュアンスが少しづつ変わります。
それが気になるのと、以前ブログでもご紹介させていただいたと思うのですが、
同系統の意匠を合せるのは、ちょっと躊躇が入るときがあります。
それはそれで合せることもあるので、その辺りが難しいところです…
(簡単にいうと、着物が幾何学文の意匠に、帯も幾何学文の帯ですね。)

色彩に関してもそうなのですが、以前は華やかなコーディネートが主流だったのですが、
昨今は、ワントーンまでいかなくとも同系統の帯合わせをすることが、多くなりました。
時流によって変わっていくのも、お着物がひとつの「衣」としてずっと愛されている証かと。

なんだかこのまま書き続けると、話が長く長くなりそうなので…この辺りで止めておきます。

やはりトータルで見て落ち着くお着物姿が一番と思います。

掲載のコーディネート及び考え方は、どうぞご参考までに…

異文化に触れて感じたのは「伝わることと、伝わらないことがある」ということ。

ただ私、ほんの少しだけ頭の固いところがございますので、
言語に頼る事のできる日本では、できるだけ真意をお伝えできるように過ごしていきたいな…
と思った今日このごろでございます。

残すところ後一日となりましたが、皆さま、素敵なゴールデンウィークをお過ごしくださいませ。
それでは次週もどうぞよろしくお願いいたします。